獣医臨床皮膚科
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短報
アフォキソラネルの犬ニキビダニ症6例に対する治療効果
飯島 裕子伊藤 直之木村 祐哉
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2018 年 24 巻 2 号 p. 83-87

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抄録

犬ニキビダニ症の6例(汎発性5例,局所性1例)に,アフォキソラネル2.7–5.6 mg/kgを初診時に経口投与し,その後は3–6週間隔で投与して効果を評価した。ニキビダニの陰転に必要な投与回数は,2例が1回,3例が2回,1例が3回だった。皮膚病変は,初診から4–12週間で全症例が回復した。飼育者への聞き取りと再診時の身体検査で,有害事象はなかった。全症例が最終診察から6ヶ月以上経過し,臨床症状の再発は認めていない。アフォキソラネルの投与は,犬ニキビダニ症の治療に有効であることが確認された。

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© 2018 日本獣医皮膚科学会
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