日本野生動物医学会誌
Online ISSN : 2185-744X
Print ISSN : 1342-6133
ISSN-L : 1342-6133
特集論文
絶滅危惧種の培養細胞および遺伝子資源凍結保存とそれらを活用した基礎研究について(動物園との連携事例紹介)
大沼 学水野 恵理子中島 友紀田島 淳史
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 18 巻 1 号 p. 7-10

詳細
抄録

 独立行政法人国立環境研究所は2004年より環境省・レッドリスト(日本の絶滅の恐れのある野生生物の種のリスト)に記載されている絶滅危惧野生動物を対象に遺伝資源(皮膚などから培養した体細胞,各種臓器およびDNAなど)の長期凍結保存を開始した。遺伝資源の収集には全国の動物園の協力も得ている。遺伝資源の凍結保存と並行して,国立環境研究所では収集・凍結保存中の遺伝資源を活用した細胞生物学,遺伝学,繁殖学そして感染症に関連する研究を実施している。このなかで今回は,①野生鳥類の生殖細胞を分離する新たな手法,②各種野生鳥類の培養細胞を活用した高病原性鳥インフルエンザウイルスの感受性評価法に関する研究を紹介する。

著者関連情報
© 2013 日本野生動物医学会
前の記事 次の記事
feedback
Top