日本野生動物医学会誌
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原著
果汁食と果実・果汁食のコウモリ ( Anoura caudiferおよびCarollia perspicillata)の消化管内分泌細胞の免疫組織化学的研究
芦原 永敏タデイ V.A.本道 栄一北村 延夫パイ V.D.カンポス V.J.D.M.ホリーク C.N.山田 純三
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1999 年 4 巻 2 号 p. 125-133

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抄録

果汁食と果実・果汁食のコウモリ(Anoura caudiferおよびCarollia perspicillata)の消化管内分泌細胞を免疫組織化学的に検索した。胃ではセロトニン, ソマトスタチン, ガストリン, 腸グルカゴンおよびウシ膵ポリペプチド(BPP)の5種の内分泌細胞が認められた。噴門腺と胃底腺ではセロトニン細胞が多数認められ, 幽門腺では非常に多数のガストリン細胞と多数のセロトニン細胞とソマトスタチン細胞が認められた。腸グルカゴン細胞とBPP細胞はそれぞれ胃底腺と噴門腺のみに少数認められた。腸では, 胃で認められた5種の内分泌細胞に加えてモチリン, 胃分泌抑制ペプチド, ニューロテンシン細胞が認められたが, コレシストキニン細胞とセクレチン細胞は認められなかった。十二指腸腺にはセロトニン, ソマトスタチン, ガストリン, BPPの4種の内分泌細胞が少数ながら認められた。

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© 1999 日本野生動物医学会
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