途上国では貧困が原因で、社会的問題が発生している。この問題に対して我々が行ってきた活動を人的資源と効果について着目し検討した。(1)診療患者数は平均すると毎回約800人であった。(2)保健活動対象数は1999年以降著しく伸び始め、数千人から一万人を対象としている。(3)隊員は女性隊員の比率が伸びている。現地で最もニーズがあるのは歯科診療であり、これを反映して診療患者数は活動初期から数百人規模で行っており、大きな変化は見られない。それに対し保健活動対象数が大きく伸びているのは、活動の方向性が予防のための保健活動中心へ転換したためである。今後は、途上国の自立の援助を推進したいと考えている。