九州歯科学会総会抄録プログラム
第66回九州歯科学会総会
セッションID: P-7
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平成17年度保存・補綴統合型卒前臨床実習の評価
*有田 正博陳 克恭芳賀 健輔小城 辰郎北村 知昭安藤 浩伸松木 貴彦中村 恵子波多野 圭紀村岡 宏祐矢野 淳也笠井 宏記
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キーワード: 臨床実習, 補綴学, 歯周病学
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抄録

2004年から九州歯科大学において新しい臨床実習を開始した。このプログラムは、歯学生に一般的な歯科治療の知識、技能、および態度を身につけさせるために作られた。保存科教官および補綴科教官の12名がこの計画に参加した。2005年は、89名の6年次生に対して統合型臨床実習を行った。臨床実習の終了した直後にアンケート調査を実施し、1名を除くすべての学生がアンケートを提出した。多選択型アンケートの集計から、約7割の学生がこの臨床実習の方略および内容に対して高い評価を示した。ほとんどの学生と教員はこのシステムの利点を認めていた。しかしながら、たとえば、経験した最低ケース数などの到達度評価についてはいくつかの問題点が指摘された。僅かな問題点はあるものの、卒前歯科教育において、本システムが効果的でオリジナリティある教育方略であることは間違いない。本年度の調査に基づいて、本学の学生がより高いレベルの知識、技能、態度を獲得できるような臨床実習方略を確立するためのさらなる改革が必要である。

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© 2006 九州歯科学会
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