我々の担当する欠損補綴II(部分床義歯学,3年次生,後期)においては,到達目標,学習方略,評価方法を毎年見直し,学生のニーズに応える教育を目指している.2005年からは,講義担当教員の評価とは別に,実習内容および実習指導教員およびティーチングアシスタントである大学院生の学生評価を実施した.講義はコースディレクター1名が行い、実習は3名の教員と6名の大学院生が、10-11名の小グループの学生を担当して行った。実習終了後にアンケート調査を実施し、すべての学生からアンケートを回収した。学生アンケートを実施したことから、我々の担当した授業の良い点や悪い点がより鮮明になった。学生による各々のインストラクター評価は、彼らのコーティングのスキル向上にとって有益であった。SGLを適切にかつ効果的に行うためには、ファシリテータのトレーニングがとても重要である。歯科教育方略の改革を行うためには、学生評価が有益である。