歯学部教育の改変と共に、卒後臨床研修医の義務化に伴う卒前臨床教育も見直されることとなった。本学においても、補綴系・保存系臨床による統合型臨床教育が、平成17年度より本格実施がなされるようになった。それに伴い補綴系・保存系専門外来においても新たな臨床実習を行う必要性がでた。そこで、保存系専門外来である歯周病外来での臨床実習カリキュラムに対する改変のために、専門外来の臨床実習を受けた学生にアンケート調査を行った。歯周病外来での臨床実習は、1節(前期6日間、後期5日間)であるため、教授試問のほかに歯周疾患患者の治療計画の立案と歯周外科の見学を義務づけた。学生には、1節が終わるごとにアンケートを実施した。歯周病外来のカリキュラムに満足67%、普通29%、少し不満4%、不満0%であった。治療計画の立案と歯周外科の見学については、全て必要と答えた。今後アンケートを基に臨床実習を充実させていく予定である。