2017 年 67 巻 7 号 p. 340-349
人工知能の第三次ブームによりこの2~3年で巷の会話の中にでも頻繁に人工知能(AI)という言葉が聞くようになった。畳込み深層学習の進歩によりイメージネット大規模視覚認識コンテストの正解率が95%を超えた。更に,画像を見て言葉概念を理解する高度なレベルの研究が盛んになりつつある。AIの多方面への応用研究が急激に加速され,特許情報をその研究対象にすることに着目されるまでに至った。米国特許商標庁での先行技術調査への活用研究が盛んになって来た。プロバイダーでもその応用を特許情報サービスに活用しようと盛んになって来た。ここで,特集号にちなみ総論を纏める。