2017 年 67 巻 8 号 p. 416-421
“一億総キュレーター時代”とも呼ばれるこの人工知能時代に,インフォプロとして図書館員はどう立ち向かうべきか。どのようなスキルが必要とされるのか。上司はいかにリーダーシップを発揮し,部下はいかにフォロワーシップを発揮するか。「KY」か「忖度」か。ワクワクするような人材育成法はないものか。現状を一瞬で変える魔法の杖はないが,イノベーションを起こすきっかけなら作れる。イノベーションとは創造的破壊である。高速かつ並列なPDCAにより日々業務を改善し,時には大胆なスクラップ&ビルドも必要だ。これまでの人材育成の枠組みを創造的に破壊し,新たなフレームを創出しつつ日々実践しアップデートを繰り返して行くことが成功への近道である。