文字がまだ読めない子どもも含めた利用者を対象とした学校・公共図書館の改装を長年続けてきた。ランガナータンがいう通り「お客さまの時間を節約せよ」そして「図書館は有機体」であり,時代が変わるにつれ,新しいジャンルを作るなど小さい図書館の分類は動き,変わり続ける。子どもの暮らしが変われば,役立つ場所であり続けるために子どものための図書館も変わり続ける必要がある。図書館作りにおけるこどもとの対話の中で得た気づきから棚づくり,本の分類方法を考え,図書館づくりを行ってきた。そこで得た考え方やノウハウを紹介する。