2026 年 76 巻 9 号 p. 452-458
本稿では,研究データエコシステム構築事業における名古屋大学と大阪大学の連携による研究データ管理(RDM)の推進について報告する。名古屋大学は研究データ管理・公開・利活用ガイドラインを整備し,大阪大学のRDM教材を基に教材開発を行った。一方,大阪大学は教材を研究データライフサイクルやガイドライン等と関連付けて再整理し,研究者が必要な知識や支援へアクセス可能な枠組みを構築した。本連携によるガイドラインと教材の一体的開発は,教育・研修を通じたRDMの実践支援を実現した。結果,研究者・研究支援者向け教育基盤が整備され,研究データエコシステムの好循環とオープンサイエンス推進に資する持続可能な支援体制の形成に繋がった。