日本下肢救済・足病学会誌
Online ISSN : 2187-1957
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下肢救済-私たちの取り組み(11)
下肢慢性創傷のリハビリテーションと多職種連携 下肢慢性創傷の予防・リハビリテーション研究会の活動
河辺 信秀髙島 千敬大平 吉夫岡本 敬之前重 伯壮林 久恵寺師 浩人
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2017 年 9 巻 3 号 p. 175-184

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抄録

下肢慢性創傷の予防・リハビリテーション研究会は,多職種連携による下肢慢性創傷のリハビリテーションに関する教育・啓発,臨床研究の推進を目的として発足した.教育・啓発活動として理学療法士,作業療法士,義肢装具士の各リハビリテーション関連職種を対象として,日本下肢救済・足病学会学術集会におけるサテライト研究会としてこれまで3回の研究会開催,各関連職種の学会・団体におけるシンポジウム,講演,研修会の開催を行ってきた.これらの教育・啓発活動を通して,下肢救済の診療に従事するセラピストのみならず,今後参画を予定しているセラピストへの情報発信も行っている.研究活動としては,厚生労働科学研究に参画する機会が得られ,その成果を研究会で共有しながら課題の探索を続けている.以上のように,下肢慢性創傷患者に対するリハビリテーションの普及,研究を推進する活動を多職種連携の下,継続的に行っている.

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© 2017 日本下肢救済・足病学会
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