海洋音響学会誌
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海面反射波の変動特性の実験的検討
蜂屋 弘之奥島 基良
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1999 年 26 巻 3 号 p. 166-172

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抄録

ランダムな粗面である海面によって音響信号は不完全に反射し一部は散乱する。この海面反射波の変動は海洋観測における音波伝搬特性に影響を与える。本論文では, 海面反射音波の変動の実験的検討結果について述べる。受波信号の直交成分を複素平面に表示し, 変動と粗面の統計量の関係を検討した。複素平面上の信号ベクトル分布は非対称である。平均水面より下側の反射点の方が上側の反射点よりも多く, 下側の反射点の変動は上側に比べ少ない。

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