名古屋大学
2018 年 18 巻 p. 14-20
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本稿は映画制作会社(ベンチャー)と大手流通会社間の関係性の事例を通して,弱いつながり上の信頼について考察するものである。分析の視点は,外部組織との交渉を担うベンチャー側の個人群―境界役割とする。分析の結果,弱いつながり上に信頼を育み,高業績映画を持続的に創出するには境界役割が①企業間の分業境界を明示し,企業間の交流を制限する,②制作費リスクを企業間で共有させる必要があることが明らかとなった。
日本経営診断学会年報
日本経営診断学会論集
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら