2004 年 4 巻 p. 209-221
昭和51年に登場した救急医療情報システムは, 各都道府県で次々に開発され, 平成13年10月現在で42の都道府県で運用されている。救急医療情報システムは, 本来の目的を達成しているものの, その開発と運用には多額の経費を必要としている。そのため, 救急医療情報システムの適切な評価が重要となってきている。
そこで, 本論文ではこれまでの救急医療情報システムの評価の取り組みとその結果から, 救急医療情報システムの評価と運用における課題について考察している。