日本経営診断学会全国大会予稿集
日本経営診断学会第53回全国大会
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統一論題
サステナブルな企業成長のための成長ドライバ理論による総合経営診断とその進化―SDGsの取り組みを活かす経営のフレームワークとして―
*東渕 則之
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p. 9-12

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抄録

総合経営診断に関して従来指摘されてきた諸課題の解決策として,2018年の本学会報告及びそれに基づく論文において,成長ドライバ理論に基づく総合経営診断とシステムを診断事例とともに提案した。この診断手法では,「良い会社(定義:社員を大切にし,社員と会社がともに成長する会社)」の全体像に透かして診断を行う。今回は,「良い会社」の概念がサステナブルな経営と通底している点を深める。企業がSDGsを活かすには,成長ドライバ理論のフレームワークに沿って,SDGsの視点から会社を振り返り,改善していくことが有効であり,サステナブルな成長を生み出す。その推進にはSDGsの取り組みと成果の定期的な診断(SDGs経営診断)が望ましく,上述の総合診断システムも活用できる。

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