MACRO REVIEW
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研究ノート
国内企業における外国資本と最適資本所得課税
木村 正信
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2010 年 22 巻 2 号 p. 2_11-2_15

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抄録
この論文の目的は、国内企業の一部が外国資本により所有されている場合における、外国資本比率と最適資本所得税率との関係を考察することである。国内企業の利潤に100%課税できる場合、最適な資本所得税率はゼロとなる。一方、100%課税できない場合、最適な資本所得税率はゼロとはならない。その際、最適税率は外国資本比率に依存し、国内企業における外国資本比率が高いほど、資本所得税率を軽減することが経済厚生を高める。
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© 2010 日本マクロエンジニアリング学会
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