MACRO REVIEW
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マングローブ植林と日本企業の貢献
加藤 茂
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2000 年 13 巻 2 号 p. 45-54

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抄録

緑豊かなマングローブ林は熱帯・亜熱帯地域の持続的発展の象徴であるとともに、地球環境の保全に大切な生態系である。特に炭酸ガスの吸収固定は、温暖化抑制の貢献に大きな期待が寄せられている。生産される生物資源は明るい食卓を飾るばかりでなく、海と陸の間に繁るマングローブ林独特の景観は心をも豊かになる。 ソフトパワーによるマングローブ林修復活動は政府間のプロジェクトとは異なり、民間による共同活動は現地が最も希望していることへの直接的な支援と交流であり、計算し尽くし得ない巨大なそして持続的な成果が残すものと考えている。

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© 日本マクロエンジニアリング学会
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