気象集誌. 第2輯
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1955年から1957年の大気異常偏光の観測
関川 俊男佐藤 隆寿
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1958 年 36 巻 5 号 p. 187-192

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抄録
最近,大気中に異常な偏光現象が起つている事は既に観測されている。著者は1955年から1957年までの3年間に東京,箱根,富士山頂等で異常偏光につき観測を行った。その結果,地表より高度4000mまでの各層に於て異常偏光現象を観測することが出来た。即,異常偏光を起させる原因となる粒子は地表附近から4000m以上の高度にわたつて存在する事が確実となつた。しかもその粒子は大体1μ程度の不透明なものと見積ることが出来る。
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© 社団法人 日本気象学会
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