2015 年 9 巻 5 号 p. 315-318
【目的】脳動脈瘤コイル塞栓術を術者一人で容易に行うための,Y コネクターの使用法を報告する.【方法と結果】2007 年10 月より2015 年5 月まで,同一術者が脳動脈瘤連続50 病変に対して,ガイディングカテーテルとマイクロカテーテルそれぞれに適した異なるY コネクターを使用する方法を用いてコイル塞栓術を施行し,術中のガイディングカテーテルからは最小限の出血しかなく,両手によるマイクロカテーテルとコイルの繊細な操作が可能であった.【結論】異なる適切なY コネクターを用いることによりtwo-handed technique 時に繊細なコイル挿入操作ができた.