抄録
白色ウサギの耳介動静脈血管束を用い, secondaryvascularized skin island flapの作成を試み, 皮弁の生着域を観察, 検討した.
1) 血管束埋入時のdelay法として遠位端のみ残し, 他の3辺に皮膚切開を加え挙上した方法が, delayをまったく行わなかった場合に比べ生着域の拡大に効果的であった.
2) 2回目delay法における皮弁の生着域の拡大には, bipedicle型のdelay法が有効であった.
3) 皮弁内microangiographyではdelayを行った皮弁で, 移植血管と既存血管との吻合および血管新生がより豊富であることが確認された.