日本神経回路学会誌
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解説
ゆらぎを積極的に利用する生体様ハードウェア
—雑音を利用したオンチップマルチクロック源—
浅井 哲也宇田川 玲雨宮 好仁
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2008 年 15 巻 1 号 p. 18-26

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抄録

電子デバイス·回路において,ゆらぎの要素は旧来除去すべきものであって,その除去のためにこれまで様々な努力がなされてきた.一方,生物は環境の雑音やゆらぎを除去するというよりはむしろ積極的に利用して情報処理を行うと考えられている.本稿では,著者等がこれまで研究を進めてきた「ゆらぎを利用する集積回路アーキテクチャ」の一つである,雑音を利用した位相同期回路—オンチップマルチクロック源,に関する研究成果を紹介する.

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© 2008 日本神経回路学会
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