東海大学情報理工学部
2008 年 15 巻 4 号 p. 248-255
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ベイズ統計にもとづく画像修復や誤り訂正符号の復号過程の性能評価が統計力学的手法,とくにレプリカ法によりなされてきた.しかし,情報処理の過程を吟味するにはダイナミクスを記述することが必要である.また,ダイナミクスの解析からよりよい情報処理の方法が見つかる可能性もある.本解説では,ダイナミクスを記述する動的レプリカ法を紹介する.具体的な例として多体相互作用のある誤り訂正符号(Sourlas符号)を用いて,巨視的状態変数の閉じた方程式を導出する.
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