日本神経回路学会誌
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解説
隠れマルコフモデルを用いた行動・神経活動からの状態遷移抽出
片平 健太郎岡ノ谷 一夫岡田 真人
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2011 年 18 巻 4 号 p. 204-213

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抄録

本稿では,隠れマルコフモデル(Hidden Markov Model,HMM)を用いた神経活動データ,行動データの解析手法について紹介する.実験的に操作可能な変数とは独立に状態が変化するような非定常なデータを解析する上で,隠れマルコフモデルによるアプローチは有効である.著者らが行った小鳥の歌に関する神経活動データの解析,行動データの解析の事例を中心に,その有用性と今後の展望について議論する.

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© 2011 日本神経回路学会
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