看護理工学会誌
Online ISSN : 2432-6283
Print ISSN : 2188-4323
原著
ロボット支援腹腔鏡下前立腺摘出術を受けた患者の体験
髙田 美雪桑田 弘美森川 茂廣
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2018 年 5 巻 1 号 p. 41-51

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抄録

 手術支援ロボットによる腹腔鏡下前立腺摘出術(Robot Assisted Laparoscopic Radical Prostatectomy:RALP)を受けた患者の体験を分析し,先進医療に対し,どのような期待や不安を感じ,受け止めているのかを明らかにするために前立腺癌でRALPを受けた患者8名に半構成的面接を実施した.患者とその家族は,体験談やネットの検索など,積極的に情報収集を行い,先進医療を受け入れていた.RALPの低侵襲性,正確性,根治性に期待をもっており,その術後早期回復を実感することで,想像以上の満足感を得ていた.短い入院期間のなか,患者との信頼関係を確立し,質の高い看護の提供するために,患者の視点に立った情報提供,患者の背景に目を向けたかかわりが求められていることが示唆された.

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© 2018 看護理工学会
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