看護理工学会誌
Online ISSN : 2432-6283
Print ISSN : 2188-4323
原著
携帯型超音波装置を用いた経鼻胃管の位置確認の検討
駒形 和典藪中 幸一仲上 豪二朗池田 真理竹原 君江武村 雪絵真田 弘美
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2018 年 5 巻 1 号 p. 52-57

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抄録

 背景:経鼻胃管を使用する際の問題の一つに気道への誤挿入があげられる.経鼻胃管の位置の確認方法として,聴診法などの簡便な方法が用いられているが,それらの方法は正確性に欠ける.また胸部レントゲンは最も正確な方法であるが,簡便性に欠ける.そこで本研究では,簡便かつ正確に経鼻胃管の位置を確認する方法として携帯型超音波装置を用いて経鼻胃管の描出が可能か検討を行った.方法:携帯型超音波装置を用いて,10名の患者の経鼻胃管の位置の確認を頸部および上腹部で行った.超音波画像の視認性を向上させる目的で,必要に応じて胃内容物の吸引および左側臥位への体位変換を実施した.結果:10名すべてで頸部もしくは上腹部で経鼻胃管が確認された.頸部および上腹部のそれぞれの描出率はともに80%であった.また8Frから12Frの小径な経鼻胃管も確認することができた.結論:携帯型超音波装置が経鼻胃管の位置の確認方法として有用であることが示された.

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© 2018 看護理工学会
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