10 巻 (1968) 7 号 p. 387-390
mental stressがTAFテストにより客観的にとらえられるかどうかを,心的要素の強いとみとめらえる各種作業について実証的検討を行ない,TAFテストが作業の質的差異を合理的によく表現するものとみとめられた。ついでTAFがいかなる生理機能に対応するものであるかという本質的な機序を解明する目的で,TAFと自律神経平衡および脳波α波との関連について,騒音暴露,筋運動負荷,皮質麻酔剤投与等による実験研究をおこなった。 これらの結果からmental stressの評価において,TAFの変動は量的なものを表現し,自律神経平衡(CPT-動揺値)はその質的なものの表現に役だつという考えに到達した。