本報は情報科学のカリキュラムに関する第2回目の調査である。情報科学の教育システムの動向を観察することによって,1968年と1972年のカリキュラムを比較する基礎が与えられた。今回(1972年)の調査では,学士(B.S.),修士(M.S.),博士(Ph.D.)の全課程についての情報がどうしても必要であったので,すべてのプログラムについての統計が与えられている。1968年のデータを用いての比較は修士課程のみで行なった。この比較から,カリキュラムが伝統的な図書館業務から計算機や自動化に力を入れる方向に移行していることがわかった。