1978 年 21 巻 3 号 p. 171-180
広島大学計算センターで開発された,汎用文献検索システムHUNDRED(Hiroshima University New Document Retrieval and Dissemination)Systemを応用し,広島大学附属図書館で行なっている文献検索サービスの現状,ならびに今後の問題点を述べる。特に,図書館を窓口とした場合のサービス関連業務の内容,サービス形態ならびにコマンドを使用した検索オペレーョンなどを中心に述べた後,今後システムを維持・発展させていく場合に問題となると考えられるサービスの運営経費,データベースの共同利用体制,システム保守体制等について概観する。本稿では,大学図書館として,このようなサービスを実施することの是非については触れず,またソフトウェアの内容についても立入った紹介を省いた。