1987 年 30 巻 5 号 p. 428-437
最近, 情報検索の「サーチャー」が必要と言われる。オンラインで利用できるデータベースが豊かになったためである。それだけ, データベースの利用層が拡がってきたとも言える。特に新聞記事情報のような一般情報は, 情報を必要としている潜在的な利用者を掘り起こす努力が要請されている。簡単な検索語, 簡単な操作で情報を引き出し, しかも料金が安い-こうしたデータベース大衆化の要素をどのように実現していくか。日本経済新聞社では「日経ニューステレコン」のサービスを通じて様々な試みを実行してきた。サービス開始後2年足らずだが, 実行成果と残された課題をまとめた。