企業における社内データベースの構築

〔第9回〕事例/三菱重工業

抄録

三菱重工業(株)における技術情報管理活動の基本的考え方および活動状況について述べ, さらに昭和60年5月よりサービスを開始した「三菱重工技術情報検索システム(略称MARON)」について, その開発の背景, 経緯および問題点と対策を紹介する。このシステムのデータベースには全社共通情報 (社内の研究報告, 技術報告, 図書・雑誌所蔵情報ほか) および当社事業本部・事業所所蔵の固有情報が蓄積されており, 全社ネットワークを利用することにより社内の全部門から誰でも利用することができる。システムの機能の一つとして, 原報手配業務を支援するオーダエントリー (社内版相互貸借システム) が運用されている。