中国電力(株)技術研究所では, 以前より電力関係の技術資料のデータベース化をパソコンにより行ってきたが, 情報量の増大, 情報網の進歩, 技術の多様化, 社内体制の変化等に伴い, 現状に合った, 将来的に利用できる新しいシステムが必要になった。このため, 当技術研究所に適した分類方法の考案, ワークステーションを利用した分散処理, 市販ソフトの利用による低コスト化, LAN・WAN・パソコン通信を利用したネットワーク化, 光ディスクを利用した一次資料のファクシミリでの出力等を行い, 職員がどこからでも気軽に利用できる技術情報データベースシステム《TRITN》を開発した。本稿では, TRITNの開発の経緯およびシステムの概要について紹介する。