1995 年 37 巻 11 号 p. 961-969
発表されて10年目を迎え, CD-ROMは今まさに標準の記憶媒体として普及しつつある。サーチャーとしての業務を通して利用者の立場から, 様々な用途に利用されるCD-ROMの中からデータベース関連ものについて解説する。国内外の主要製品を取り上げ, CD-ROMの長所·短所をオンラインデータベースと比較しながら, 料金, 利用環境, 検索ソフトなどの点について説明する。また今後, 利用者·提供者の双方にとって大きな期待の懸かるメディアであるCD-ROM製品について, 利用者の必要とするCD-ROMの姿をオンラインデータベースとの共存利用も交えて説明する。