富山化学工業(株)綜合研究所では,1994年より情報共有化および生産性向上を目標とするインフラストラクチャーの一部として,我々情報管理担当者がローカルエリアネットワーク(LAN)を構築し,順次,拡張を行ってきた。現在,クライアント用パソコンを綜合研究所の全所員に配布し,富山化学工業全社LANの一部の大きな戦力として日常業務に活用している。しかしながら,現在の体制になるまでには,いくつかの問題・課題を克服しなければならなかった。これらについての経緯をまとめ,研究所へのLANの導入と運用について実例を挙げて紹介する。