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欧州特許分類の理論と活用 国際調和に向かって世界をリードする検索ツール
武藤 晃村野 祐子鈴木 智香
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2010 年 53 巻 5 号 p. 241-255

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抄録

1件の見逃しが大きなリスクを負う特許検索においては,検索結果の網羅性が重要である。皮肉なことに,問題特許ほど,検索の網に入りにくい言葉で書かれているため,検索技術がいくら向上しても,全文検索やテキスト検索には限界がある。この限界を超えるのは,特許分類の活用である。欧州特許分類は,欧州各国の特許を分類しているだけでなく,世界の特許を分類するツールとして使用されている。商用のデータベースに収録されたのは,まだ最近のことであるから,日本ではなじみが少ないが,欧州各国の特許検索に限らず,特に米国特許検索においても大きな威力を発揮する。欧州特許分類の創設の経緯から仕組み,国際特許分類との関係や今後の動向を明らかにし,実務における欧州特許分類の活用法を紹介する。

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© Japan Science and Technology Agency 2010
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