情報管理
 
知のインフラ整備とデジタル著作権の挑戦
福井 健策
著者情報
ジャーナル フリー HTML

56 巻 (2013) 10 号 p. 661-668

詳細
本文(HTML形式) PDFをダウンロード (831K) 発行機関連絡先
抄録

日本が今,貴重な予算をかけても早急に整備すべきインフラは「知のインフラ」である。欧米がその整備にしのぎを削る文化資料の巨大デジタルアーカイブについては,わが国でも価値ある活動は少なくないが,その多くは「ヒト・カネ・著作権」というべき課題にあえいでいる。特に大量の文化資料をデジタル公開しようとすれば権利処理の手間は膨大となり,わけても,探しても権利者が見つからない「孤児作品」の問題は深刻で,欧米でも対策が進む。わが国でも権利処理を推進するために,(1)権利情報データベースの整備,(2)パブリックライセンスの普及,(3)孤児作品対策を含むアーカイブ法制の立案,などの対策を早急に進めるべきである。

著者関連情報
© 2014 Japan Science and Technology Agency
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top