今号も多様な記事をお届けします。
本年1月の座談会記事「インフォプロの成長点」掲載を最後に,足掛け4年にわたるリレーエッセー「インフォプロってなんだ?」を終了しました。その後,連載終了を惜しむ声が寄せられ,あとに続く連載ができないものかと考えておりました。その結果,今号からリレーエッセー「つながれインフォプロ」をお届けすることとなりました。
「つながれインフォプロ」は,広義の図書館・情報・調査分野の担当者や研究者に,所属する勉強会やコミュニティーを紹介してもらうコーナーとして企画しました。まずは,講師を呼んで講義をきく従来型の勉強会とは一味違う活動をご紹介します。活動を通じてネットワークが広がり,人と人とがつながっていくイメージでタイトルを決めました。
人が集まる活動だけでなく,情報発信によって結果的に人と人とをつなぐ役割を果たしている方にも登場していただく予定です。人の顔の見える肩の凝らないエッセーを目指しています。
連載スタートにあたって趣旨説明の1ページを敢えて掲載しなかったのは,今後の自由度を広げ豊かな器としてこのコーナーを息長く続けていきたいからです。第1回はこの連載の企画検討に参加した編集委員が執筆しました。このリレーエッセーを通じて,インフォプロのネットワークがさらに広がり密になっていくことを期待しています。
10月10日,11日には恒例の情報プロフェッショナルシンポジウムが開催されます。一般発表の9セッションのうち実に4セッションが特許関連。1日目の特別講演も,iPS細胞技術の知財権に関連した内容です。時代の流れを感じます。2日目のトーク&トークは「インフォプロの再認識と再定義」と題した10周年特別企画です。どうぞご参加ください。インフォプロの輪が広がりますように。(KM)