国立情報学研究所
2016 年 58 巻 11 号 p. 828-835
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ビッグデータの発展により,個人に関する情報が大量に集積・利用できるようになった。新たな利活用が生まれる一方で,プライバシー侵害に関する不安も大きくなっている。科学技術分野においては,オープンサイエンスを念頭に,複数の研究機関で研究データのシェアリングが期待されているが,そのデータにパーソナルデータが含まれる場合は,法制度およびプライバシー上の配慮が必要となる。本稿ではパーソナルデータがシェアリング対象に含まれる場合の留意点を解説するとともに,個人情報保護法の改正の動向についてまとめる。
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