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情報管理
Vol. 60 (2017) No. 2 p. 146

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http://doi.org/10.1241/johokanri.60.146

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編集後記

弊誌の発行母体であるJSTは公的なファンディング機関(研究助成機関)として位置づけられます。4月1日付でJSTはオープンサイエンスの促進に向けた基本方針を発表しました。公的研究資金を用いた研究成果は広く社会一般に公開し利用可能としていくという基本姿勢の下,具体的な方針を述べたものです。「JSTからのお知らせ」に全文を掲載しましたので,ぜひお読みください。

研究情報(論文やデータ)を公開・共有していくことの重要性は国・地域を超えて広く認識されています。しかし,そのための研究データ管理の具体的な取り組みは,日本において今後の課題であることが,今号の倉田氏他の調査結果からエビデンスとして示されました。この現状を踏まえて今後展開されるであろう「オープン」の取り組みを,注意深くみていきたいと考えています。

データの利活用に関連して今号では,高度化する気象情報作成・提供の概要と広範な活用を取り上げました。また,課題解決に向けた事例として各種データを生かした都市浸水対策を紹介しています。

ICT技術の進展に伴ってよく話題にのぼる著作権に関連して,今号では静止画・動画への電子透かしの導入による著作権保護について解説しました。情報提供の現場からは,大学図書館のシステム担当者からのシステム更改に関する報告を掲載しました。

弊誌の表記は読みやすさを考えて,定評のある共同通信社の『記者ハンドブック』に準拠しています。今号では1956年初版発行以来の改訂の取り組みを紹介します。戦後どのような経緯をたどって現代の日本語表記が作られてきたのかを知ることができます。また,編集の現場で悩みの種となっている表記の具体例も紹介しています。

情報を生かすには,事前に想定できない利用者のニーズにも応えられるように,発信の段階で注意深く準備する必要があります。以前は第三者が行っていた「組織化」を,いまは情報発信者自身が意識して発信する時代になってきています。メタデータ形式の標準化の取り組みに注目しています。(KM)

次号予定

  • ●   極域科学のデータジャーナル:Polar Data Journal創刊の取り組み
  • ●   日本遺伝学会Genes & Genetic Systemsの試み:アジアの遺伝学を主導する学術雑誌を目指して
  • ●   バチカン図書館における文献電子化と長期保存のためのシステムの構築
  • ●   ブロックチェーン/分散型台帳最新事情
  • ●   地域におけるデータ分析力の裾野拡大に向けた取り組みについて
  • ●   連載:「情報」とはなにか 第1回 情報社会における「リアリティ」

編集委員会

  • <委員長>小賀坂康志(科学技術振興機構)
  • <編集委員> 江草由佳(国立教育政策研究所)・岡安渉子(富士通㈱)・小河邦雄(大正製薬㈱)・清田陽司(㈱Lifull)・山下正隆(旭化成㈱)
  • 住本研一・青山幸太・木村美実子・佐藤恵子・嶋田一義・坪井彩子・中村拓・火口正芳・福島俊一・森亮樹・山崎美和・余頃祐介(以上 科学技術振興機構)

編集事務局

  • 木村美実子(事務局長)・石井節子・酒井加代子・
  • 大井喜久子・中山広之(以上 科学技術振興機構)

版下作成・印刷

  • 昭和情報プロセス株式会社

発行

  • 国立研究開発法人科学技術振興機構
  • 〒102-8666 東京都千代田区四番町5番地3
  • 「情報管理」編集事務局
  • Tel. 03(5214)8406 Fax. 03(5214)8460
  • E-mail: joho-kan@jst.go.jp
  • http://jipsti.jst.go.jp/johokanri/

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