岡山大学医学部癌源研究施設生化学部
1973 年 85 巻 7-8 号 p. 387-391
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細胞核の破砕方として高圧窒素ガスボンベを用いて,その破砕効果を検討した.ラット肝細胞核を窒素で加圧,解除によって破砕した. 3mM MgCl2の存在下では末破壊核,核小体が残った. 0.02mM MgCl2存在下ではこれらは完全に破壊された.AH-130細胞核をRNAポリメラーゼ抽出のために超音波処理すると, RNAポリメラーゼは失活した.他方,同様の条件下で高圧窒素ガスの加圧及び解除によって失活することなくRNAポリメラーゼを抽出した.
岡山醫學會雜誌
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