42 巻 (2013) p. 129-135
生後5カ月で外傷性白内障のために人工的片眼無水晶体眼となった小児に対し、弱視・斜視治療を行った。創口部位は角膜輪部角膜中央部をはずれており、術後経過良好で、術後1カ月にソフトコンタクトレンズの装用、遮閉訓練を開始できた。眼位は内斜したり外斜したりと不安定であった。コンタクトレンズ装用の継続、健眼遮閉の徹底、コンタクトレンズ装用上からの眼鏡常用、両眼視訓練により、4歳6カ月で患眼視力1.2となった。融像(+)、眼位も安定した。生後5カ月の受傷であっても、弱視・斜視治療を徹底することで、良好な視力・眼位が得られると考えられた。