日本視能訓練士協会誌
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マムシ咬傷による下斜筋麻痺の1例
花田 正和竹下 哲二
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2003 年 32 巻 p. 127-130

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抄録

目的:マムシによると思われるヘビ咬傷で片眼の内直筋麻痺に加えて下斜筋麻痺を生じ、後に回復した症例を報告する。
方法:症例報告。51才男性。右第5指をまむしに咬まれ、3日後に複視を自覚した。視力屈折検査・alternative prism cover test・Maddox rod test・頭部傾斜試験・synoptophoreによる9方向眼位の測定・Hess赤緑試験を行い、治癒前後で比較を行った。
結果:正面視で外斜視と右上斜視を呈しており、右への頭部傾斜試験で著明となった。大型弱視鏡、Hess赤緑試験より左眼の内直筋及び下斜筋麻痺と診断された。症状は発症後3日で消失した。
結論:マムシ咬傷により内直筋麻痺に加えて下斜筋麻痺が起こることが示唆された。

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