36 巻 (2007) p. 171-176
目的:大阪府下公立小学校の養護教諭によるアンケート結果から、小学校児童の眼鏡に関する問題を考察する。
方法:2006年1月~2月に大阪府下公立小学校514校にアンケートを送付し、養護教諭からの返答をまとめた。アンケート内容は、眼鏡使用の児童の病名・装用方法の理解度、実際の把握率、児童への指導、保護者からの相談についてである。
結果:アンケートの回収率は45.3%であった。病名や装用方法の理解度は高いが、実際の把握は53%であった。児童への指導や保護者からの相談は約20%であったが、内容は多岐にわたっていた。
結論:学校で児童の保健指導を担う養護教諭は、学業やスポーツに深く関わる眼鏡について正しい知識をもち、それを指導する眼科医や視能訓練士も児童の眼鏡装用に興味をもつように促すなどの、眼鏡装用に対する啓発活動が望まれる。