1994 年 43 巻 12 号 p. 1089-1092
各種の合成ゼオライトを触媒とする (+) -リモネン (1), 2-ピネン (2), および2 (10) -ピネン (3) とC1~C4アルコール類 (C1 : メタノール, C2 : エタノール, C3 : 1-プロパノール, C4 : 1-ブタノール) との反応について検討した。その結果, 4種の合成ゼオライト (1010 AH, 2020 AH, HSZ-600 HOA, HSZ-710 HOA) とそれぞれのアルコール類との組み合わせによる反応条件を追求したところ, それぞれのテルペニルエーテル化合物が主成分として得られることがわかった。また, 得られたそれぞれの主成分についてにおい評価を実施した。