フェノール類あるいはアルコール類の存在下でのバイオマスの無触媒ないし酸触媒液化の研究が進展しつつある。極く最近には, 連続液化装置が試作され, 改良が図られている。それらの装置を使って木材を5~15minの処理で液化することが可能となって来ている。液化された木材生成物は容易に接着剤, 三次元硬化樹脂, 発泡体, 炭素繊維その他へ変換し得る。射出成形すら採用し得る。それらの成形材料のほとんどは生分解性であることが証明された。他方, それら液化物の単離, 分析を通しての研究から250℃という高い温度, 無触媒下での液化はホモリシスによって主として進展するのに対し, 強酸存在下150℃の加温下では反応はヘテロリティックな可溶媒分解によって進展することが知られた。