抄録
水循環モデルに含まれるパラメータを自動的に最適化する方法は, これまでに数多く研究されてきた.GAについてもすでにいくつかの適用例がみられ, 大域的解探索が可能なことが示されている. しかし, 従来用いられてきたビットストリングGAは局所探索能力に劣り, 解精度の低さを指摘されてきた. 本研究では, 国分寺試験流域の分布型水循環モデルに含まれる20パラメータの多目的最適化を通じて, 交叉法にBLX-α を用いた実数値GAが, ビットストリングGAよりもかなり良い結果をもたらすことを示した.