都市計画論文集
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バス停アクセス性からみた地域密着型バスの利用特性に関する研究
「アイリスループ」(東京都葛飾区)を事例として
飯島 裕之浅野 光行
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ジャーナル オープンアクセス

2002 年 37 巻 p. 163-168

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抄録

近年、首都圏において「ムーバス」以来とも言える地域密着型コミュニティバスの成功事例が報告され始めている。これらのケースの共通項は、綿密な市場調査と地理的条件の考慮(特にバス停へのアクセス性)の上にバスルートが設定されていることにある、と考えられる。本研究では、「アイリスループ」の利用特性について、被験者の居住地とバス停との位置関係といったミクロな観点から分析を行った。その上で、地域密着型バスの潜在需要を有効に引き出すために潜在需要シミュレーションを行った。

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© 2002 公益社団法人 日本都市計画学会
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