2002 年 37 巻 p. 265-270
本研究では、心理的TDMプログラム”TFP”を交通・環境教育プログラムとして適用した事例の効果を、1年後の環境意識を計測することにより把握した。また環境意識を計測する指標として、「環境教育の6つの目標」を提案し、道路交通分野における指標を作成した。また、効果の持続性計測結果より、TFPの効果は1年後にも持続しており、交通・環境教育として有用であることを確認し、特に小学生に顕著な効果が見られることを検証した。TFPをさらに広汎な範囲へと拡大して実施することにより持続的なTDMの効果が期待できるといえる。