2009 年 44.3 巻 p. 727-732
都市には様々な年齢階層の人々が住んでいる。こうした傾向は、人々がそれぞれの嗜好にあった生活を求めて移動した結果である。こうした年齢階層の偏りが大きくなってしまうと、バランスのとれた都市とは言えなくなってしまうが、長い年月を通して小地域毎にどのような人口構成の変化が起きているかについては、あまり定量的に明らかにされていない。そこで本研究では、1970年から2005年までの東京都区部を対象として、小地域の年齢別人口構成の変化がどのように起こってきたかを、変化を分類することによってその傾向を分析した。また年齢構成との関連性が強いと思われる住宅団地開発を取り上げ、年齢別人口構成の変化と、大規模な住宅団地開発による住宅ストックの変化との関連性の分析を行った。