都市計画論文集
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大阪御堂筋の街路樹景観
イチョウ並木の建設過程と主体
小野 芳朗前田 健太郎石田 潤一郎
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ジャーナル オープンアクセス

2011 年 46 巻 3 号 p. 289-294

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抄録

大阪市の御堂筋は北は阪急前(大阪駅前)から南の難波駅まで1920年代の都市計画の中で設計された。その並木は汚染された大阪の大気を浄化する目的があった。近年、御堂筋のイチョウは大阪のシンボリックな景観として認識されている。しかし当初の御堂筋並木は、北方はプラタナスであり、南方がイチョウであった。本論文では、この御堂筋並木の設計案、工事の実態、その建設と設計に関わった関係者について大阪市の都市計画公文書により実証した。

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© 2011 公益社団法人 日本都市計画学会
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